勉強会レポート
Study Session Report今回は、SDGs活動についてご指導いただいている大内政雄先生に、勉強会を開催していただきました!
SDGs活動を推進するうえで、売上の向上や社員の労働環境の整備など、「会社の発展」にどのようにつなげていくかをテーマに、実際にSDGsを取り入れて成果を上げている企業の事例をもとに解説していただきました。
紹介された事例として、以下のような取り組みがありました
・業務に使用する道具を、より効率的に使えるように自社で改良・自作する
・作業マニュアルを壁に掲示し、誰でもすぐに確認できるようにする
・梱包に使用する資材を、トウモロコシなどの自然由来の環境に優しい素材へ変更
・工場の屋根にソーラーパネルを設置し、再生可能エネルギーによる自家発電を行う
・生産過程で出る木材の端材をチップとして再利用し、廃棄ゼロを目指す
・木製品の売上の一部を森林回復活動に使い、国産森林の維持保全に貢献する
こうした事例から、SDGsへの取り組みが会社の仕事の効率や成果にも良い影響を与えていることがよく分かりました!
環境や社会に配慮しながら、同時に会社の成長にもつながる仕組みが、うまく作られているのが印象的で私たちの会社でも、日々の業務とSDGs活動をうまく連動させる方法がないか、改めて考えさせられます。
また、「カーボンオフセット」という考え方についても紹介がありました。
これは、日常生活や経済活動で発生するCO₂などの温室効果ガスの排出について、他の場所での投資や植樹活動を通して、その排出量を相殺(オフセット)しようとする取り組みです。
さらに、2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする「30by30(サーティ・バイ・サーティ)」という国際的な目標についても解説がありました。
一方で、近年の気温上昇により電力需要が高まる中、太陽光パネルの設置のために山を削るなどの森林伐採が進んでおり、結果としてCO₂削減にはつながらず、温暖化を加速させてしまう懸念もあるとのことでした。
このような問題を踏まえ、自然環境の維持と経済活動の両立を目指し、当社としても持続可能な仕組みづくりを考えていきたいと思います!